「世界で一番やさしい男」元王下七武海バーソロミュー・くま。彼の過酷な生涯と、太陽の神ニカ(ルフィ)や愛娘ボニーへ捧げた愛の軌跡。
基本プロフィール・血統
血統:絶滅種「バッカニア族」
巨人族の血を引く絶滅種「バッカニア族」の生き残り(かつて世界に対して大罪を犯した一族の末裔)。 巨大な体躯と強靭な身体能力を持つ。
悪魔の実:ニキュニキュの実
あらゆるものを弾き飛ばす能力。自らの超高速移動や他者の救出・長距離飛行、身体から「痛みや疲労」を取り出して他者へ転送することなどが可能。
バーソロミュー・くまの年表・足跡
47年前(ソルベ王国):サウスブルーのソルベ王国にて誕生。
幼少期(天竜人の奴隷):世界政府に血統が露見し捕獲され、一家で天竜人の奴隷となる。父からバッカニア族に伝わる伝説の戦士「太陽の神ニカ」の話を聞かされる。
38年前(ゴッドバレー事件):西の海(ウエストブルー)のゴッドバレーで開催された天竜人の「人間狩り大会」で、イワンコフやジニーと出会う。賞品であった「ニキュニキュの実」を食べて能力者となり、その力で500人以上の奴隷たちの命を救って脱出。
25年前〜(ソルベ王国と自勇軍):ソルベ王国で暮らす中、国王ペコリによる「南部切捨て奴隷政策」に反対して投獄される。オハラ壊滅後に立ち上がったドラゴンの「自勇軍」が介入し解放。くまとジニーも加入し、のちに革命軍へと変貌を遂げる。
14年〜12年前(ジニーとの別れとボニーの誕生):革命軍東軍軍隊長となっていたジニーが天竜人に拉致され、妻にされる。12年前、不治の難病「青玉鱗(せいぎょくりん)」を発症し捨てられたジニーが、娘のボニーを連れて下界へ帰還。ジニーの死後、くまがボニーを引き取って自分の娘として育てる。
7年前(ボニーの発症):娘のボニーにも青玉鱗が発症。
6年前(ソルベ王国の反乱・「暴君」へ):
再び切捨て政策を画策したペコリ王に対して反乱を起こし追放。先々代ブルドッグが復帰するも、政府の捏造記事により「暴君くま」として懸傷金をかけられ出航。ボニーの病気の治療法を探す旅(トリノ王国、シッケアール王国、バルジモア、テキーラウルフ、ウェザリア、ボーイン列島など、後に麦わらの一味を飛ばすことになる各地)へ出る。
政府・ベガパンクとの取引と王下七武海加入:
ドラゴンの紹介でエッグヘッドのベガパンクを訪ねる。ボニーの治療(高額な医療費・技術)と引き換えに「王下七武海への加盟」および「パシフィスタの素体(人間兵器)となること(最終的に自我・思考を捨てる改造)」をサターン聖から提示され承諾。
3年前:旅立ち前のルフィの成長した姿を遠くから見に行っていた。
麦わらの一味との交錯と「最後のお願い」
自我喪失直前の奇遇
完全に自我を失って人間兵器となる直前、ボニーの無事な出航と、ドラゴンから聞いていた息子・ルフィの出航を知り、不思議な運命(奇遇)を感じ取る。
スリラーバークでの接触とゾロの試練
ゲッコー・モリアとの激闘直後でボロボロの麦わらの一味の前に出現。「ルフィの首を取る」と告げるが、ゾロが自分の命と引き換えにルフィを見逃すよう懇願。くまはニキュニキュの力でルフィの「痛みと疲労」を丸ごと取り出し、ゾロに引き受けさせた。駆けつけたサンジに対してゾロが残した「なにも……!!!なかった……!!!」という言葉は伝説の名シーン。去り際、くまは「さすがドラゴンさんの息子、いい仲間を持っている」と独りごちる。
シャボンディ諸島での救助と飛散
海軍大将・黄猿や戦桃丸、パシフィスタの猛攻を受ける一味の前に出現。冥王レイリーに耳打ち(「自分は革命軍の幹部。縁あってこの一味を逃がしたい」)し、一味全員を世界各地へ吹き飛ばした。新世界へ挑むにはまだ実力不足だと見抜き、2年間の修行期間を与えた。
サウザンド・サニー号を守るプログラム
自我を完全に消去される直前、ベガパンクに最後の願いとして「麦わらの一味の誰かが戻るまで、シャボンディ諸島でサウザンド・サニー号を守護する」という命令を自分に組み込ませた。
自我喪失後の悲劇とエッグヘッドでの奇蹟
マリンフォード頂上戦争
すでに完全な改造を受け自我を失っており、かつてゴッドバレー時代からの付き合い・革命軍の同志であるイワンコフのことすら認識できなくなっていた。
聖地マリージョアでの無敵奴隷
天竜人の間で見せしめとして「無敵奴隷」にされ虐待を受ける。革命軍のマリージョア襲撃(サボや軍隊長たち)によって救出・解放されたが、依然として自我は戻らなかった。
愛娘を守る奇蹟
エッグヘッドにて、五老星サターン聖がボニーを捕獲し命を奪おうとした瞬間、自我を失っているはずのくまが駆けつけ、全身全霊の一撃をサターン聖に叩き込んでボニーを守った。
極密プログラム(威権順位)
ベガパンクはくまの意を汲み、サターン聖の目を盗んで「パシフィスタの最優先指揮権(最高順位)はボニーにある」という極密プログラム(世界政府の最高権力である五老星よりもボニーの命令を優先する仕組み)を施していたことが明かされた。
主要人物との関係性まとめ
| 人物・勢力 | 関係性・エピソード |
| ジュエリー・ボニー | 愛する娘。青玉鱗の治療と彼女の自由を守るため、自らの身体と自我を世界政府に捧げた。 |
| ジニー | 共に奴隷から生き延びた幼馴染。革命軍の同志であり、ボニーの実母。 |
| イワンコフ | 革命軍の結成メンバー・同志。ゴッドバレー時代からの深い絆を持つ。 |
| Dr.ベガパンク | 恩人であり理解者。くまの犠牲に苦悩しつつも彼の覚悟を受け入れ、ボニーを守る秘策(威権順位の書き換え)を忍ばせた。 |
| サターン聖(五老星) | 父から教えられた伝説の英雄。くまが過酷な人生の中で希望として信じ続けた存在。エッグヘッドにてボニーもルフィこそがニカであると知る。 |
| ギョギョ | ソルベ王国時代に魚を届けてくれていた友人。後にボニーの旅立ちを助け「ボニー海賊団」の要となった。 |
バーソロミュー・くまの足跡を振り返ると、彼が麦わらの一味を各地へ飛ばした場所(トリノ王国、シッケアール、バルジモア等)は、かつて自分がボニーの病気の治療法を探して巡った旅の記憶そのもの。
自らの人生すべてを娘の未来と「太陽の神ニカ」への信仰に捧げた、『ONE PIECE』作中屈指の「世界で一番やさしい男」の物語。バッカニア族が過去に犯した「大罪」の全貌など、今後の展開にも大きな期待。
