山陰旅記録(2022.6.5〜6.6 1泊2日)

旅行

訪問スポット

​1日目〜2日目(出雲・松江・安来): ★ 出雲大社(出雲国一宮) → ★ 松江城(国宝天守 / 宍道湖畔) → ★ 足立美術館(安来市)

​1. 出雲大社​【出雲国一宮】

御祭神は大国主大神。縁結びの神様として名高く、神話のふるさと出雲を象徴する古社。『古事記』にその創建の由縁が記されており、明治時代初期までは「杵築大社(きずきたいしゃ)」と呼ばれていた。

​本殿【国宝】 ―1744年(寛保4年)造営。高さ24mを誇る大社造りの最高峰。

「雲太、和二、京三」: 平安中期の数え歌(『口遊』)にて、当時の大型建築の順位として「一・雲太(出雲大社本殿:約48m)、二・和二(東大寺大仏殿)、三・京三(平安京大極殿)」と称され、日本一の高さを誇っていた。太古の古代出雲時代には96mもの高さを誇ったとも伝わる。

​2. 松江城

​【国宝五城】【日本百名城 No.64】

現存十二天守の一つで、山陰地方唯一の現存天守。明治初期の廃城令の際、解体の危機に瀕するも地元の有志らが買い戻したことで奇跡的に解体を免れた歴史を持つ。

​1600年の関ヶ原の戦い後、戦功により堀尾忠氏(堀尾吉晴の子)が出雲・隠岐24万石を得て月山富田城に入城し松江藩が成立。

​忠氏の早世後、幼少の孫・忠晴の後見となった堀尾吉晴が1607年より築城を開始し1611年に完成、忠晴が初代城主となった。

​堀尾氏が3代で跡継ぎなく改易後、1634年に京極忠高が入城(三の丸造営)。1638年、徳川家康の孫にあたる松平直政(信濃松本藩より)が入封し、以降は雲州松平家の居城となった。

​現存12天守の中で、姫路城に次ぐ敷地面積を誇り、天守の高さも姫路城・松本城に次ぐ全国第3位のスケール感を誇る。

​3. 足立美術館

​地元出身の実業家・足立全康が1970年に開設した美術館。近代日本画の巨匠・横山大観のコレクションと、美しく手入れされた広大な日本庭園で世界的に知られる。

​名庭と世界評価(中根金作の作庭)

​「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など、一幅の絵画のように計算し尽くされた庭園が広がる。

​米国の日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening』の庭園ランキングにて、2003年の初回から連続で「日本一(第1位)」を獲得(※2位は桂離宮が連続ランクイン)。海外からの評価も非常に高い。

ポイント

​神話の時代に遡る古代宗教の聖地「出雲大社」と、関ヶ原以降の近世幕藩体制を象徴する山陰唯一の現存天守「松江城」を一度に巡る、山陰歴史探訪の決定版ルート。

​出雲大社本殿:「雲太」と称された古代〜中世の巨大木造建築のスケールと、大社造りの圧倒的な重厚感。

​松江城天守: 姫路城・松本城に匹敵する現存天守トップクラスの規模と、地元の熱意で守り抜かれた解体回避の歴史ドラマ。

​日本の「庭園美」における最高峰の鑑賞
​第7回京都旅で訪れた城南宮(楽水苑)の作庭家・中根金作か手掛けた最高傑作、京都の名庭(桂離宮など)を抑えて1位に君臨し続ける「足立美術館」の庭園美を体感。絵画と庭園が融合したアート空間を堪能。