訪問スポット
卍 銀閣寺(臨済宗相国寺派)
⛩ 平安神宮(京都三大祭・時代祭)
卍 神泉苑(東寺真言宗)
卍 金閣寺(臨済宗相国寺派)
卍 龍安寺(臨済宗妙心寺派)
卍 仁和寺(真言宗御室派総本山)
卍 妙心寺(臨済宗妙心寺派大本山)
銀閣寺(慈照寺)【世界遺産】【京の三閣】





1482年、室町幕府8代将軍・足利義政が応仁の乱後に隠居のため東山山荘の造営を開始。1490年の義政没後、法号「慈照院」に因んで慈照寺と名付けられた。臨済宗相国寺派(相国寺の境外塔頭)で、開山は無窓疎石、御本尊は釈迦如来。
枯山水と、苔寺(西芳寺)を模した美しく洗練された苔庭の庭園。山腹の高台へ登ると京都の街並みを一望できる。南禅寺へと続く「哲学の道」の起点。

平安神宮





1895年創建。主祭神は桓武天皇。幕末の混乱を経て、古都京都の復興と郷土愛のシンボルとして建てられた。平安時代の「六勝寺(法勝寺など)」の跡地に位置する。
大鳥居 ―高さ24.4mを誇る京都最大クラスの鳥居。明治時代の琵琶湖疏水事業とともに進められた都市開発の一環。
時代祭 ―京都三大祭の一つ。「動く歴史絵巻」と呼ばれる大規模な時代行列が有名。

神泉苑



二条城の南側に位置し、朱塗りの橋と鳥居が目を引く東寺真言宗の寺院。
日本最古の花見 ―平安京遷都時に皇居の庭園(禁苑)として造営。812年、嵯峨天皇による「花宴の節」が開催された花見発祥の地。
祇園祭の起源 ―869年、干ばつや疫病退散を祈る御霊会が神泉苑で行われ、970年から八坂神社が胴元となって現在の祇園祭へ発展。
雨乞いの霊場 ―弘法大師空海が雨乞いの儀式を行い人々を救った伝説(『今昔物語』)。1182年には静御前(源義経の妾)が舞を奉納して雨を降らせ、後白河法皇から「日本一」と称賛された(『義経記』)。
徳川家康による二条城築城の際、お堀の水源として敷地が削られ縮小。江戸時代に東寺所属となって復興。

金閣寺(鹿苑寺)【世界遺産】

1397年、室町幕府3代将軍・足利義満が北山に建てた山荘。義満の法号「鹿苑」から鹿苑寺と呼ばれる。臨済宗相国寺派(相国寺の境外塔頭)で、開山は無窓疎石、御本尊は観音菩薩。参拝料400円 / 駐車場300円
金色の舎利殿 ―金箔で飾られた舎利殿と池泉回遊式庭園の対比の美
歴史事件 ―1950年の金閣寺放火事件は三島由紀夫の小説『金閣寺』の題材となった。
きぬかけの路 ―金閣寺から龍安寺、仁和寺へと続く約2.5kmの観光ルートの起点。
龍安寺【世界遺産】




1450年、応仁の乱で東軍総大将を務めた細川勝元が創建した臨済宗妙心寺派の禅寺。勝元の子・政元が復興し、細川家の菩提寺として秀吉や家康からも庇護された。参拝料500円 / 参拝者駐車場無料
石庭(枯山水) ―1499年造営と推測(作者不明)。「余白」を活かした配置が特徴で、1975年に英エリザベス女王が絶賛しロックガーデンとして世界的に有名に。
つくばい「吾唯足知」 ―水戸光圀の寄進と伝わり、「知足(欲を戒める)」の禅の教えを刻む(方丈北東)。
境内 ―広い池泉回遊式庭園(鏡容池)も広がる。

仁和寺【世界遺産】



888年、第59代宇多天皇により創建された真言宗御室派総本山。御本尊は阿弥陀如来。代々皇族が住職を務めた門跡寺院。
宇多天皇は藤原北家の権力を牽制して親政(寛平の治)を行い、菅原道真を抜擢。出家後は仁和寺へ入寺した(御室御所)。
応仁の乱で全焼後、江戸初期に徳川家光の寄進により伽藍を復興。
建築・文化財(国宝12点・重文46点)
金堂【国宝】 ―御所内裏の紫宸殿を移築したもので、現存最古の紫宸殿遺構。阿弥陀三尊像【国宝】を安置。
御影堂 ―御所清涼殿の用材で再建(檜皮葺)。
二王門【重文】 ―国内最高級の格式を誇る楼門(知恩院、南禅寺と並ぶ京都三大門)。
五重塔【重文】・御室桜 ―遅咲きで有名な名木。

妙心寺







1342年創建。開基は花園法皇、開山は関山慧玄(かんざんえげん)。御本尊は釈迦如来。
塔頭を含め19.5ヘクタールと京都最大級の規模。龍安寺は妙心寺の境外塔頭。
全国約5,650の臨済宗寺院のうち約60%(約3,350ヶ寺)を占める最大宗派。
大徳寺と並び、厳しい修行を重んじる「林下(りんか)」の代表格。法堂・大庫裏 参拝料700円
法堂「雲龍図」―狩野探幽作。どこから見ても目が合う「八方にらみ」の龍(撮影禁止)。
大燈国師墨跡【国宝】や、歴史的な大庫裏、梵鐘など。

ポイント
金箔煌めく3代義満の「金閣(1397年)」と、質素で洗練された8代義政の「銀閣(1482年)」という、対照的な二大文化遺産両方を巡る構成。
幕府全盛期の象徴(金閣)と、応仁の乱を経て権力が衰退する中で生まれた「侘び寂び」の象徴(銀閣)が鮮やかに際立つ。
2日目の「金閣寺 → 龍安寺 → 仁和寺」は、衣笠山の麓をぬう名高い観光道路「きぬかけの路(約2.5km)」を順番通りに巡るルート設計で世界遺産の高密度エリア。
世界遺産に登録された3つの名刹を連続して巡り、最後に最大級の禅寺である妙心寺へ抜ける。
神泉苑:日本最古の花見(嵯峨天皇)、空海の雨乞い伝説、静御前と源義経の出会い、祇園祭のルーツ(御霊会)など、エピソードの密度が抜群。
皇室と御所の遺構: 仁和寺には現存最古の紫宸殿(金堂【国宝】)や清涼殿(御影堂)が移築されており、平安〜江戸に至る皇室文化の息吹が色濃い。

